こんにちは!ゆきです。
久しぶりに、私が彼氏・ユウキくんとマッチングサイトで出会うまでのすったもんだの続きを書きますね。
素敵だけど既婚者だったTさんの次に私が出会ったのは、なんと、お医者さんでした。
Tさんの記事です。よかったら読んでくださいね🎵
トレンチ紳士Tさんとの出会い
トレンチ紳士Tさんとの出会い(2)
トレンチ紳士Tさんとの出会い(3)
マッチングサイトに登録するまでの経緯などはこちらです🎵
これまでの歩み
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金曜18時。私の足取りは弾んでいました。
なぜなら、マッチングサイトで知り合ったSさんとの待ち合わせ場所(東京駅)に向かっているからです。
Sさんは独身(バツイチ)、38歳、医師(整形外科)。
細マッチョのイケメン。なんだかんだ言って、やっぱりイケメンはいいよね。テンション上がるもん。
実は私のほうが年上(40歳)だけど、安定の年齢サバ読みで35歳ということになっており…。
若干の罪悪感はありつつも、マッチングサイトなんて所詮、騙しあいよね、って思ってるところもありました。
待ち合わせ場所に、約束よりも少しだけ遅れて現れたSさんは思った通りの素敵な人でした。
身長180センチ。細身のジーンズに黒のジャケットが良く似合ってる。
「はじめまして。サエコ(偽名)です」
「腹、減ってる?」
Sさんは挨拶もせずに言いました。
「あ、はい」
「寿司でいい?」
Sさんは私の前を大股で歩いていきます。歩くのが遅い私はついていくだけで息が切れそうでした。
やだなぁ…俺様系?
私は見た目に反してどっちかというとS気質なので、こういう扱いにドキドキしたりはしません。
先にどんどん歩いて行っちゃう人って合わないの。ついでに荷物が重いとき「持とうか?」って言ってくれる人がタイプです❤️
おかげさまで、寿司屋につくころにはテンションだだ下がり。でも、それを顔に出したりは決してしないわ。営業マンの性ってやつ?
二人して上寿司(3,000円)を注文したあと、Sさんは言いました。
「最初に言っとくけど、俺、他にもいるから」
「はい?」
「付き合ってる女がいるっていうこと」
………なんだこいつ。
…いや、うん。確かに、最初に言うのがフェアなのかもね?
「そうなんですね(^^)」
私は運ばれてきたお寿司の中から、コハダを最初の一つに選んで口に入れました。
べつに結婚相手を探しているわけじゃない。
だけど私は大勢の中の一人になりたいわけじゃない。
お互いに、お互いのことが好きで、その人がいてくれると思うだけで力が生まれてくるような相手に出会いたいの。
いまさらながら自分の中にある、そんな思いに気づいたのです。
なんで出会えないんだろ。やっぱり、年齢サバ読みがいけないのかな…。
嘘をついてるから、自分が望む相手に出会えない。そういうことかしら。

きっと、そういうことなんだろう。
だけど40歳という年齢を正直に書いたとしたら、どれくらい出会いの数が減ってしまうんだろう。
そう考えると気持ちが暗くなるのでした。
今日は残念ながらハズレみたい💣 お寿司を楽しむモードに切り替えることにしようっと。
Sさんもお寿司を美味しそうに頬張っています。そして、言いました。
「俺、前の奥さんともやってるから」
「…はい…?」
「だから、前の奥さん。モデルみたいに綺麗なんだよね。今、俺が住んでるところの近くに住んでるんだけど」
Sさんは意味深な目を私に向けてから言います。
「1週間に一度は会って、やってる。体の相性はいいから、やめらんないって言われてるんだよね」
…まて、まてっ。ハズレだと思ってたけど、なんだか面白くなってきたぞ?
私は口に入れたイクラの軍艦巻きをゆっくりと堪能し、言いました。
「もったいないですね~。美人でエロいなんて最高じゃないですか。そんないい女と、どうして別れちゃったんですか?」
Sさんの瞳がキラリと輝いたように見えました。
(つづく)