鉄砲玉母さんのいじめっ子撃退記(2)

こゆきの観察日記

こんにちは!ゆきです。
ゆるふわ癒されブログ💖として書き進めていくつもりだった「ゆきの人生なりゆきまかせ」

元ヤン鉄砲玉な一面を暴露してしまった昨日の記事のせいで、いっきに雲行きがおかしくなってきた…。本当にごめんなさい。せっかくこんな私のブログなんかを覗きに来てくださったというのに。違うんです。私ってすごく穏やかで優しいんです。こゆきのことになるとついつい気が立ってしまうだけで。

ま、もう今さらかぁ! 続きを書きますね!

前回の記事はコチラ!
鉄砲玉母さんのいじめっ子撃退記

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いじめの火種はくすぶり続けていたのです。

あの電話からわずか数日、こゆきの持ち物(筆箱)が捨てられました。教室のゴミ箱の中に。事態は良くなるどころか、悪化していると言っていい。悪口、ひそひそ話も続いているようでした。
いじめ軍団のリーダーは戦線離脱(きっとお母さまにこっぴどく叱られたのでしょう)。
いまはナンバー2のほうが力を持っている模様です。

ナンバー2母め…。
電話ではあんなにアッサリ謝っておいて、子供をきちんと叱らなかったと見える。
仕方あるまい。子供の世界に親が首を突っ込むのも…と思ってはいたが。

朝。こゆきは玄関に座り込んで靴を履いています。赤いランドセルがまだまだ大きい。
そう。いじめの芽は早いうちに摘まないと。私が守ってやるべき小さなこゆきです。

「お母さーん。そろそろいくよ?」
「まって! お母さんも学校いく」
「?? なんでー?」

いぶかるこゆきに言いました。

「お母さん、こゆきをいじめる子にお話があるから」

「やだー!」と嫌がりました。でも私にはわかります。この「やだー!」は全然いやがっていない「やだー!」だと。
通学路を手をつないで小学校に向かいます。こゆきはぴょんぴょん跳ねるように歩いていました。

昇降口につくと、興味津々で私のほうに近づいてきた男の子に聞きました。

「Aさんは、もう学校に来てる?」

Aさんというのはもちろん、ナンバー2の子です。

「来てるよ! ほら、そこ。後ろにいる」

はじめての対面でした。

「Aさん、はじめまして。こゆきのお母さんです」

最初ぽかんとした顔で私を見ていましたが、みるみるうちに眉を吊り上げた好戦的な表情になりました。
なんという、末恐ろしい子…。
こういう子が将来、会社で後輩の女の子をいじめたりするんだろうな……。

私は彼女に目線を合わせようと、昇降口にしゃがみこみました。なるべくゆっくりと、優しい声色で話します。別にAさんへの思いやりではありません。

ここで泣かせたりしたら、あとで何を言われるかわかったもんじゃないからな…。
恫喝したとか、殴ったとかいう噂になる恐れさえある。慎重に、慎重に…。


「Aさん。こゆきのタオルをトイレに隠したよね? そのあとあなたのお母さんと電話でお話したけど、まだこゆきをいじめてるでしょ?」
「だって、体育のときぶつかってきたから!!あやまらなかったし」

あ、だめだ…。優しく話そうと思ってここに来た。その決意が早くも崩れていく…。

「友達にそういうことをされたら、物をかくしたり、いじめたりしろって、お母さんに教わった?」

もはや、彼女は嚙みつかんばかりの表情です。

「こゆきをいじめるの、やめてくれるかな」
「だって、ぶつかったから!!」

ああ…周りに子供達が集まってきた。ちょっとした集会の様相です。

「…あなたに話したらわかってもらえると思って来たけど、残念。わからないみたいだね。今度やったら、お母さんと、それにお父さんも学校に呼んでお話するよ」

よし、少しひるんだぞ。私はあえて、Aさんの目を睨みつけ低い声になりました。
だって、こんなこと何度もやるわけにいかない。一回で仕留めないと。

「私の大切な子供なの。だから、こゆきをいじめるのは、私をいじめてるのと同じことなの。言っていること、わかるよね?」

両者にらみ合い、一歩も引かない。

「こゆきをいじめるなら私が相手になるよ」

(つづく)

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